感染症について(感染経路)

濃厚接触の定義変更(4月23日追記)

4月22日より濃厚接触の定義が変更になりましたので追加します。

患者への接触時期
従来「発症日以降」→「発症2日前」
患者との距離
従来「(目安)2メートル」→「(目安)1メートル」
患者との接触時間
今回追加「(マスクなど)必要な感染予防対策なしで15分以上接触があった者」

以上のように変更がありました。

中国発の新型コロナウイルスについて報道が増えてきましたね。

いろいろな情報が出てきてますが、今のところ、新型コロナウイルスは飛沫感染」で、「人から人」へ感染するそうです。

また、「濃厚接触」と言うキーワードも世間を騒がせてましたね。

「濃厚接触」とは、明確な定義はなく、「同居する家族や同じ職場に長時間一緒にいる場合」のことを言うとのことです。

新型コロナウイルスの件もあり、感染症について復習がてら書いていこうと思います。

今回は、感染経路についてです。

感染経路とは

感染症の場合、感染経路がとても重要になります。
流行っている感染症の経路を特定して、経路を遮断するのが、一番の予防になるからです。

数年前に流行った「デング熱」「蚊」を媒介して感染する病気だったため、「蚊」の駆除が徹底されましたよね。


感染経路の種類

一般臨床医学 改訂第3版 医歯薬出版(株)より
一般臨床医学 改訂第3版 医歯薬出版(株)より

感染経路の種類と病原体としては、上記の表になります。

●空気感染
もっとも伝播する範囲が広い感染形式。
空間を共有する範囲で感染性を有する。
結核菌・麻疹ウイルス・水痘ウイルス

●飛沫感染(ひまつ感染)
直径5㎛以上の大きさをもつ飛沫で感染が広がる。
患者の周囲およそ2m程度の範囲まで感染させる可能性がある。
くしゃみをすると感染力のある病原体がおよそ2m程度飛びます。
エレベーターくらいの空間を共有すると感染しますね...。

●接触感染
直接接触感染:患者と直接的な接触によって伝播
間接接触感染:菌が付着した物体に触れることで伝播

●血液媒介感染
病原体が感染者の血液内に存在する場合、血液に曝露されることで感染。
スポーツトレーナーでよく擦り傷・鼻血を処置する場合は要注意です。

●経口感染
食中毒などが代表的。病原体に汚染された食物・飲料を介して感染する。
感染者の糞便が汚染源となって感染が起こることもあり、糞口感染ともよばれる。

●昆虫媒介感染
蚊やダニなど媒介物を通じて感染。

(脱線)一年間で動物に殺される人間の数

一年間で動物に殺される人間の数と言うのを、あのマイクロソフトのビル・ゲイツ氏が調べてまとめたのです。

その結果が、

4位  イヌ   25,000人
3位  ヘビ   50,000人
2位  人間  475,000人(戦争など武力行使以外の殺人)

なんと一位が「蚊」だったんです。
その数725,000人。2位の「人間」を大きく差をつけての一位です。

「蚊」が一位になった原因としては、「蚊」が「マラリア」と言う病気を媒介するからです。

ちなみに、「ジョーズ」で有名なサメですが、以外と10人なんです。

感染症の予防について

感染症の予防については、冒頭でもお伝えした通り、感染経路を断つのが一番です。

新型コロナウイルスは、今のところ飛沫感染でインフルエンザと同じように対策をすればいいとのことです。

インフルエンザの感染対策

1⃣手洗い・アルコール消毒
2⃣うがい
3⃣マスクの着用
基本的なことですが、この三点がやっぱり重要です。

インフルエンザが発病するかしないかは、体調によるところも大きく作用します。十分な睡眠時間栄養のあるバランスの良い食事をこころがけるようにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
内容に相違がある場合は、お気軽にご連絡ください。

〈参考文献〉
一般臨床医学 改訂第3版  医歯薬出版株式会社

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