肉離れとは?原因・症状・予防法・治療まで徹底解説!
肉離れってなに?
「肉離れ」とは、筋肉の一部が過度な伸びや負荷によって損傷するケガのこと。特にスポーツをしている人に多く見られるケガで、ふくらはぎや太ももの裏(ハムストリングス)など、強く動かす部位で起こりやすいのが特徴です。
なぜ起こるの?
肉離れの主な原因は、筋肉の急激な収縮や伸張。
たとえば、以下のような動きが引き金になります:
- ダッシュやジャンプの動き出し
- 急なストップ&ターン
- 準備運動不足による筋肉の柔軟性低下
- 筋肉疲労が蓄積している状態
症状は?
肉離れを起こすと、以下のような症状が現れます:
- 「ブチッ」とした感覚や音を伴う激しい痛み
- ケガをした箇所の腫れ・内出血
- 筋肉を動かすと強く痛み、歩行困難になることも
- 重度の場合はへこみが触れることもある
応急処置は?
まずは「RICE処置」が基本!
R:Rest(安静)
ケガをした部位をすぐに動かさないようにし、負担をかけない。
I:Ice(冷却)
氷や保冷剤で冷やす。1回20分程度を目安に、数回繰り返す。
C:Compression(圧迫)
テーピングや包帯で軽く圧迫し、腫れを抑える。
E:Elevation(挙上)
心臓より高い位置に足を上げて、内出血や腫れを防ぐ。
※無理に動かさないようにしましょう!
治療と回復までの流れ
回復までの期間は、損傷の程度によって異なります。
- 軽度(筋繊維の一部損傷):1〜2週間程度で回復
- 中度(筋繊維の部分断裂):3〜4週間ほど
- 重度(筋肉の完全断裂):手術が必要になるケースも
整形外科での診断・リハビリが重要です。特にスポーツ復帰を考える場合は、焦らずに段階的なトレーニングが必要です。
予防のためにできること
肉離れを防ぐには、日々の習慣がカギを握ります。
- 十分なストレッチとウォームアップ
- トレーニング後のクールダウン
- 筋力バランスを整えるトレーニング(特にハムストリングス)
- 睡眠・栄養管理で疲労を溜めない
まとめ
肉離れは「よくあるケガ」ですが、しっかりと対応・予防すればリスクを大きく減らせます。特に学生やアスリートにとっては、パフォーマンスを守るためにも早期の対処と丁寧なケアがとても大切です。