50歳代以降に多くなるのが、腰部脊柱管狭窄症です。
腰部脊柱管狭窄症といえば、腰の痛みと、長い距離が歩けなくなるというのが特徴です。
腰部脊柱管狭窄症とは
症状:腰や脚の痛み、だるさのために長距離を続けて歩くことができなくなる。休息と歩行を繰り返す。
腰部脊柱管狭窄症とは、腰椎にある脊柱管という神経を囲んでいる管が、狭窄(狭くなってしまう)疾患。
腰部脊柱管狭窄症は、長距離を歩くなどの同じ動作を繰り返すと腰の痛みが強くなり、しゃがみ込んで休んでいると楽になるのが特徴です。しゃがみ込んで前傾姿勢になることで、狭くなっている脊柱管が少し広くなり、神経の圧迫が軽くなるからです。
歩きはじめは問題なく、しばらく歩くと足に痛みやしびれが生じて歩けなくなり少し休むとまた歩けるようになる状態を間欠跛行と言います。
脊柱管狭窄症と下肢閉塞性動脈硬化症
脊柱管狭窄症と下肢閉塞性動脈硬化症は、歩いたり休んだりを繰り返す、間欠跛行の状態になることが特徴的2つの疾患です。
同じ間欠跛行の状態になりますが、原因が違うので治療法も変わってきます。下肢閉塞性動脈硬化症は、ほおっておくと、最悪の場合、脚が腐ってしまい、切断しなければいけません。
下肢閉塞性動脈硬化症とは
足の血管の動脈硬化により、血管が狭くなったり、詰まったりする病気。足への血流が悪くなることで、足に栄養や酸素を十分に送ることができなくなるため、様々な障害が現れる。
腰部脊柱管狭窄症の治療法
一般的には保存療法が選ばれます。
手術療法が選択される場合
- 下肢の麻痺が強い
- 排尿障害がある
- 痛みで歩けずに生活が困難
- 保存療法を行ってもまったく痛みが改善しない
などの理由です。約30%が腰部脊柱管狭窄症で手術を選択します。
にしからかわ接骨院でも、腰部脊柱管狭窄症の保存療法を対応しますが、腰部脊柱管狭窄症で整形外科に通院されている場合は自費での施術となります。その際には、超音波施術で速やかに改善をさせていただきます。
超音波特別施術
参考資料
標準整形外科学 第10版 医学書院
からだにやさしい腰痛克服法 技術評論社