一般的な腰椎の症状の起きる時や、立ち上がる時などの動作の動き始めに腰の痛みが強くでるといった症状。
腰が痛くなり、病院に行って、診察をしてもらい、レントゲンで腰椎の形に変形があれば、「変形性腰椎症」と言う疾患名を付けられます。
では、変形性腰椎症とは、どんな疾患なのかと言うのを解説していきます。
変形性腰椎症とは
加齢によって引き起こされる疾患です。
特徴:起きる時や立ち上がる時などの動作の動きだしに腰の痛みが強い。脚のしびれなどの神経痛が無い。
腰痛との因果関係について
椎間板が加齢変化により水分が失われて、潰れてくるとそれだけでも腰痛の原因になる。
また、椎体の後方の椎間関節の軟骨がすり減って椎間関節が変形するため腰痛を引きおこす。からだにやさしい腰痛克服法 技術評論社 より
椎間板のピークは17歳
17歳を過ぎるころから、少しずつ、椎間板のの水分は減少していきます。
水分が減ることにより、椎間板の弾力も弱まって、変性が進むと椎間板は潰れて、クッションの役割を果たさなくなります。
椎間板が潰れてしまい、役割を果たさなくなってしまうことで、背骨の動きがスムーズに動かなくなり、椎体の後ろにある、椎間関節と言う関節の軟骨がすり減ってしまいます。
軟骨がすり減ってしまうと、骨が直接接触するようになり、骨自体が痛み始めます。椎体の表面にとげのような骨棘という骨ができて、腰痛の原因となっていく。
腰痛との因果関係について、腰痛の専門書には上記のように記載されています。
しかし、本当にこれが腰痛の原因でしょうか?
椎間板自体は痛みを感じない
椎間板が加齢変性により水分が失われてくると、それだけでも腰痛の原因になる。
と書いてありましたが、椎間板自体は痛みを感じる神経はとても少なく、椎間板自体が潰れようとも、痛みを感じません。
その証拠に、こんな実験があります。
腰痛のない人を集めて、画像検査をしたところ76%に椎間板ヘルニアの所見があったそうです。
椎間板ヘルニアも椎間板が壊れてしまう疾患ですので、椎間板が潰れることが痛みの原因とするならば、この実験結果はどうなるのでしょうね(-_-;)
椎間関節の軟骨がすり減って、椎間関節が変形するため腰痛を起こす。
とありますが、関節が変形を起こせば痛みがは出ます。ただ、関節が本来の動きをしていないから変形をしてしまうだけです。
椎間関節の動きを正常にもどしてあげたら、腰痛はなくなります。ただし、痛み止めでごまかしていたら、関節自体は痛み続けますけどね。
変形性腰椎症の治療法
変形性腰椎症の治療法は、一般的に保存療法が選択されます。
保存療法とは、手技施術、温熱療法や電気療法の物理療法、投薬処方などのことです。手術をしないことです。
まとめ
- 変形性腰椎症は加齢により、椎間板が衰えてしまうことで引き起こされる疾患
- 動作の動きだしに腰痛を感じる
- 脚のしびれなどの神経痛が無い
- 治療法は、保存療法→様子をみるが一般的
変形性腰椎症をまとめると以上のようになりますが、先ほども書いた通り、椎間板自体は痛みを感じないので、腰ばかりに注目しても、腰痛は改善しません。
腰椎・腰の動きに影響を与える、筋肉や動作を改善しなければなりません。
にしからかわ接骨院では、変形性腰椎症と整形外科で診断を受けている場合は、自費での施術となります。
その場合は、超音波施術で速やかに腰痛を改善させていただきます。
超音波特別施術
参考文献
からだにやさしい腰痛克服法 技術評論社