走っていると膝の外側が痛い。腸脛靭帯炎とは

走っていると膝が痛い

マラソンや長距離走の練習をしていると、膝の外側が痛くなることはありませんか??
それは、腸脛靭帯炎と言われるものかもしれません。

腸脛靭帯炎とは

腸脛靭帯炎とは、腸脛靭帯と大腿骨が膝の屈伸をした時に、擦れあい摩擦により炎症を起こしてしまうことです。男性に多いと言われています。

症状

長い距離を走っていると、膝の外側が痛みます。
膝関節の上を押さえると痛みが出ます。
軽く腫れを伴うこともあります。

腸脛靭帯とは

腸骨(骨盤の骨)から脛骨(膝の下の骨)に付いている靭帯です。

原因

腸脛靭帯炎の原因としては、①O脚②成長期などで腸脛靭帯の緊張③大腿骨外側上顆が突出している人が挙げられます。

グラスピングテスト(graspingテスト)

検査法としてグランピングテストがあります。
実施法
腸脛靭帯に圧迫を加えながら、膝の屈伸を行う

予防法

運動後のストレッチなどのクールダウンが重要になります。

痛みが続く場合は、ご連絡ください。

参考文献

柔道整復学・理論編 改訂第5版
標準整形外科学 第10版
公認アスレチックトレーナー専門科目テキスト3 スポーツ外傷・障害の基礎知識