靴を履くとズキズキ痛む!!外反母趾の原因と症状
足の指、全部同じ方向にそろっていますか?
足の親指の方向が違う場合「外反母趾(がいはんぼし)」という変形が始まっているかもしれません。
変形がおきてなくても、靴を履いた時に、足の親指の付け根がズキズキ痛む、赤くなっているなんてことがおきていたら、外反母趾のなり始めかもしれません。
概要
外反母趾とは、足の親指の付け根が「くの字」に変形してしまう、変形の一種です。
原因
原因(その1) 足に合っていない靴を履くこと
幅の狭い、つま先の細くなった靴を履くと母指の付け根から圧迫されて変形していきます。
ヒールの高い靴は、付け根に加わるチカラが増えてさらに変形を強くします。
ひも靴であっても、ちゃんと履かないと安心はできません。
原因(その2) 足の指、足の筋肉をしっかり使っていない
足の形を支えている筋肉が機能低下すると、外反母趾だけでなく、足の土踏まずが無くなるなどの足の変形が起きやすくなります。
原因(その3) もともとの足の形・骨格が影響
足の形は大きく分けて、エジプト型・ギリシヤ型・スクエア型の3種類に分けることができます。
親指の長いエジプト型は外反母趾になりやすい足の形になります。
外反母趾になりやすい人
女性に多いです。特に10歳代・40歳代によく現れます。
10歳代
母指が人差し指より長かったりといった、生まれつき外反母趾になりやすい特徴がある場合
靴のサイズが合っていないのに、自覚がなくそのまま履いている場合
骨が作られている途中で変形が起こりやすい
などと言った原因が考えられます。
40歳代
筋力低下により身体を骨で支えてしまう
ホルモン的な身体の変化
などといった原因が考えられます
症状
特徴的な症状は、足の母指の先が人差し指の方に「くの字」に曲がり、付け根の関節の突き出したところが痛みます。
その突出部が、靴に当たって炎症を起こしてひどくなると靴を履いていなくても痛むようになります。
このような自覚症状がある方は、外反母趾が疑われます。
・靴を履くと親指の付け根が痛む
・親指が小指の方向に向いている
明らかな痛みや変形は見られなくても、このような症状がある方は注意が必要
・靴を脱ぐと親指や小指の側面が赤くなっている
・足のうら(指の付け根周辺)にタコができている
・足の指がちぢこまっている
外反母趾のチェック方法
足の指で「パー」の形を作ります。足の親指が外側に開けば大丈夫です。
「パー」の形がつくれない場合は、既に変形が始まっていて外反母趾が起こる可能性が高いです。
治療法
治療法として①固定(テーピング・サポーター)②運動療法③手術の3つになります。
①固定:テーピングやサポーターで固定を行い変形を矯正します。
②運動療法:足の指の体操を行います。(足の指じゃんけん・タオルギャザーなど)
③手術:手術は症状がひどい場合か変形がひどい場合に適応になります。
当院での施術
骨を整復(骨を正常な位置に戻す)を行い、固定と運動療法をすることで、早期に治す方法を実施しています。
・固定だけではなかなか改善しない方
・手術を受けようか悩んでいる方
上記のような方は一度ご相談ください
・変形はしていないけど、親指が痛む
このような方は特に一度ご相談ください。
外反母趾は早期に処置することで、治り方が変わってきます。
逆に、長年我慢して骨の変形まで起きてしまっていると、治すのにとても時間がかかってしまいます。
もし、ご連絡いただき遠方である場合は、同じ施術ができる院をご紹介させていただきます。