学校での骨折は30年前の1.5倍!!もし骨折をした時に早く治す方法(超音波・睡眠・食事)について解説

子どもロコモが増えている

記事にもありますが、子どもロコモと呼ばれる状態の子どもが増えています。

子どもロコモとは

「子ども」と「ロコモ」がくっついた言葉になります。「ロコモ」とは、ロコモティブシンドロームの略です。ロコモティブシンドロームは介護の用語になります。高齢者の骨や関節や筋肉が弱くなってしまうことで、姿勢や日常動作に支障が生じ、転倒やケガをする可能性が高く介護を必要とする一歩手前の状態を指す言葉になります。

その「ロコモティブシンドローム」が子どもにも起きているというのが「子どもロコモ」と言う状態です。

なかなか素直に理解がしずらいと思います。「子どもだけど介護が必要な状態??」ってなりますよね。

でも、現実に、現代の子どもは、こけやすいし、骨も折りやすい、昔に比べてそう思いませんか??
実際、上記の記事にもありますが、30年前に比べて学校で発生する骨折の件数が1.5倍になっています。1970年代と比べると、2.4倍にまで増えてしまいます。

骨折をする受傷原因についても、「縄跳びで思い切りジャンプして着地した時に骨を折った」「跳び箱でジャンプして着地したら骨を折った」などあまり想像がつかない受傷原因ですよね。

もし骨折してしまった時に早く治す方法

昔よりも骨折の件数が増えているので、骨折をしてしまった時に早く治す方法を知っておくのも大切になります。

昔は、骨折しても、固定して、骨がくっつく(癒合)するのを待つだけでしたが、最近は研究も進んでおり、骨折を早く治す方法も増えています。

超音波治療(LIPUS)

超音波治療は、骨が物理的な刺激を受けると細胞が活性化するという特徴を利用した治療になります。音波振動を骨折部に照射することで、骨折の治療期間を約40%短縮することができます。詳細については下の記事を読んでみてください。

適度な運動(血行を確保)

骨折をしている場合でも、適度に体を動かした方が、回復が早くなります。

骨が折れた損傷部位に修復するための材料を送ってくれるのが血液になります。血行を確保することが早く治す為に大切なポイントとなります。そのため、骨折したからと、運動を控えると、血行が悪くなり骨がくっつく(骨癒合)が遅くなります。

また、運動を避けて、筋力が低下すると、筋肉がかたまる筋拘縮など骨癒合後のリハビリに悪い影響を与えてしまいます。

睡眠をとる

骨折に限ったことではありませんが、ケガや病気から早く回復する為には、睡眠が欠かせません。なぜなら、寝ている間に、成長ホルモンが分泌され、細胞成分を促し、身体を修復したり、回復させるからです。

骨折の回復を促す食事

身体は食べたものから作られます。早く骨折を直す場合は、骨の材料や修復を促す食べ物を摂取した方が良い。

骨と言えばカルシウムと思われがちですが、カルシウムを効率よく吸収するためにはビタミンDが必要になりますし、骨の骨になるコラーゲン(タンパク質)の摂取も必要になります。そのコラーゲンを合成する為には、ビタミンCも必要になってきます。

骨の構造や修復については下の記事を読んでみて下さい

まとめ

子どもの骨折の件数は年々増加している。骨折は一昔前まで、固定して骨がくっつくまで待つのが主流だったが、現代では、研究も進んで、骨折の治療期間を短縮する方法が確立されている。

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